過払い金請求ナビ オリコ 2017年最新版

執筆: 司法書士 相澤 剛 更新

信販業界大手である「オリコ」(orico)
カードローンやクレジットカードの保証会社との関連に注意。

みずほ銀行と結びつきが強く、資金面での懸念は少ないオリコカード(orico)
オリコは、カードローンやオートローンを保証しているケースがあり、手続きには注意が必要。

またオリコは、2007年前後から一斉に法定内金利の契約に切り替えているため、過払い金の対象となる取引は、2007年以前から取引をしていた方が対象となります。

オリコの特徴は「引き直し計算が分かりづらい」「和解から入金までが遅い」などがあります。
下記では、オリコ過払い請求から過払い金が戻ってくるまでの期間目安などを中心に解決します。

オリコ過払い請求の現状

個人での過払い金請求には厳しい対応。
しかし弁護士・司法書士から請求すれば、満額回収は比較的容易。

オリコ過払い金の請求についての対応は、とにかく入金までが遅いことで有名。通常クレジットカード会社の多くは、裁判なしの交渉は解決が早くなるわけだが、オリコに限っては逆に裁判をして交渉した方が手続き期間が早まる傾向にある。

■任意交渉 = 裁判せず話し合いによる交渉のみ

  • 本人(個人)での交渉
    過払い金元本の5割~7割程度
  • 弁護士・司法書士による交渉
    過払い金元本の7割~9割程度

※段取りよく交渉できる事務所であれば、ご依頼から6~10ヶ月前後での回収になるようです。

■裁判交渉 = 訴訟を提起した上での過払い交渉

  • 本人(個人)での交渉
    過払い金元本の5割~10割程度
    (過払い利息5%含む)
  • 弁護士・司法書士による交渉
    過払い金元本の9割~10割程度
    (過払い利息5%含む)

※段取りよく裁判できる事務所であれば、ご依頼から6~10ヶ月前後での回収になるようです。

裁判所でのオリコ対応

  • 特に争点がない取引であれば、2~3回裁判所で争うことにより満額回収は比較的容易。

オリコ過払い金 返還期間の目安(2016年11月現在)

【裁判なし】スピード回収コース

【裁判なし】スピード回収コース

【裁判あり】じっくり回収コース

【裁判あり】じっくり回収コース

・回収の目安とは…

返還率・返還日は、相澤法務事務所のオリコに対する直近半年分の和解平均値を参考に示したものです。

・返還割合とは…

過払い金元本満額(100%)の○○%返還してもらっているかの指標。

・回収期間とは…

ご相談から手元に過払い金が返金されるまでの期間。

※「返還率・返還日」は各業者の経営状態、弁護士・司法書士の交渉力によって変わってきます。
事務所選びの際には、「手続き報酬」とならび「返還率・返還日」についても判断材料となさってください。

オリコ過払い金返還請求の特徴は入金までの期間が遅い傾向にあることです。 オリコ側の説明によると、毎月過払い金返還に対する予算が設定されているため、計画通りに和解をする会社方針であるとのこと。

そのため、通常多くの業者は、過払い金の返還割合を減額する交渉となることが多い中、オリコに関しては、金額は全額返すが入金日が・・という状態。

指標にあるように、裁判をして交渉した方が過払い利息を含めた全額で和解でき、かつ入金日も早まるといった具合です。

最新!オリコ過払い金和解対応データ(2014・2015・2016年12月

オリコ過払い金2016年12月までの年間回収実績と、最新の和解データ6件を基に、実際の返還金額や平均値また解決するまでの期間を業務の進捗段階ごとに紹介。

 

<オリコ過払い金返還の内訳(2016年8~12月)>

ご依頼件数 6件
最高返還金額 41万3000円
最低返還金額 6万円
合計返還金額 132万4000円
1件あたり平均 22万666円

<履歴取得・和解成立・入金までの期間(2016年8~12月)>

取引履歴開示まで 平均55日  ※オリコから調査履歴が開示されます
和解日まで 平均62日  ※過払い金と入金日が確定します
入金日まで 平均265日  ※実際にお金が戻ってくるまでの期間です

<解決実績(2016年8~12月) ※入金日ベースで試算>

受任日 和解日 入金日 返還金額
2月17日 4月8日 11月10日 6万1000円
3月22日 6月2日 12月9日 6万円

オリコ過払い金 返還までのスケジュール(期間が遅い傾向)

オリコ過払い金が実際に返還されるまでの期間をシミュレーション。

日付 裁判なし(スピード回収) 裁判あり(きっちり回収)
2月1日 初回相談・ご依頼(※以後は司法書士にお任せ)
オリコへ「受任通知」発送(手続きスタート)
2月28日 オリコより「取引履歴」開示
2月28 オリコ過払い金を計算「調査完了」
「例:元本100万円/利息30万円」
→依頼人へ調査結果報告
オリコへ「請求書」発送 オリコへ「訴訟」提起
3月20日 オリコと「和解成立」
返還額 100万円(元金満額)
入金日 10月31日
→依頼人へ和解内容報告
業者とじっくり交渉中
3月31日

1回 裁判期日
※当事務所が代理するため、依頼人は裁判所に出廷する必要はありません。

4月30日

オリコと「和解成立」

返還額 130万円(利息含む)

入金日 7月31日

→依頼人へ和解内容報告

7月31日

オリコより「入金あり」
依頼人に「100万1,000円」振込み

10月31日

オリコより「入金あり」

依頼人に「82万円」振込み

 

オリコは過払い金を計算するために必要な取引履歴の開示は早い。しかしこれにはちょっと落とし穴があり、2015年初旬に以前の対応と変えてきた。

  • 以前は引き直し計算をした状態の履歴を平均3週間ほどで開示
  • 最近は、最初に計算をしていない履歴を2週間ほどで開示

その後引き直し計算を数日で済ませ、オリコへ過払い金請求書を発送。しかしここからの対応も以前と変わった。

  • 以前は請求書を発送してから1週間ほどで和解成立
  • 最近は、請求書を発送してから再度オリコ側が計算した書類が3週間ほどで再開示

つまり以前は最初からオリコ側が計算した書類が開示されていたが、個人へ開示する書式と同じ履歴を開示する期間をはさみ、その後和解交渉となる。どうしてこのような2度手間対応になったかは不明だが、入金までが遅いオリコの特徴からして、単に手続き期間を延ばす時間稼ぎにしか思えないので残念。

現状はシュミレーションにあるように、裁判ありでの解決の方が、返還額・入金までの期間ともに条件がいいため、オリコに関しては訴訟にて解決がお勧めです。

 

(例)オリコからの過払い金返金の結果
オリコ過払い金 50万円
過払い報酬(18%・税抜) 9万円
依頼者へ返金 41万円(税抜)

※消費税については、過払い金清算時に適用される消費税率が適用されます。
・2016年だと過払い報酬:戻ってきた過払い金の19.44%(税込)

オリコ取引履歴開示と計算のポイント

取引履歴はご自身で取得することも可能です。

※通常はご依頼いただくと、相澤法務事務所で取引履歴の取得も代行します。


■本人による開示請求(ご依頼前に契約内容を確認したい方)

弁護士や司法書士に依頼する前に、個人で取引履歴を取り寄せることも可能です。
直接オリコに電話で、契約当初からすべての「取引履歴」が欲しいと言えば、開示してくれます。

※上記は、相澤法務事務所がオリコに対し「個人が開示請求した場合の流れ」を確認したものです。
詳しくはオリコへお問い合わせください。


■キャッシングとショッピングが混在した取引履歴が開示される

オリコ取引履歴は、過払い金計算に必要ないショッピング(SPと表示)が混在した履歴が開示されます。そのためキャッシング(CSと表示)部分とショッピング部分を分類して計算し直す必要があり、個人での計算は難しく、専門家でも計算ミスが発生する可能性が0ではありませんのでご注意ください。

取引履歴の取得方法自分で過払い金を調べたい方はコチラ

オリコ過払い金請求と信用情報(ブラックリスト)への影響

  完済しての手続き 返済中での手続き
引き直し計算後過払い
(借金0になる)
引き直し計算後残あり
(借金が残る)
影響あり    
影響なし
※カード解約の有無に
かかわらず
 

※上記はあくまでも他業者の運用や、各信用情報機関の情報を参考に作成した参考情報です。信用情報登録については、相澤法務事務所が内容を保証するものではないので、詳しくはオリコ又は各信用情報機関へお問い合わせください。

返済中の方は注意!

借金が残った状態で手続きし、引き直し計算の結果「現在の借金より過払い金が上回った状態(過払い状態)」であれば「通常債務整理の対応とはならない」運用のはず(上記表の△部分)である(※信用情報機関HPより)
しかし、オリコは以前当事務所の依頼人で間違って「債務整理登録」がされるケースがあったため要注意である。ポイントとしては、残債が残っている状態で信用情報が気になる方は、まず過払い金「調査で履歴を取得」そして引き直し計算して「過払いの状態を確認」その後「過払い請求として手続きする」ことが望ましい。

オリコの過払いは「和解」より「裁判」だと解決期間が早くなる?

上記に触れたようにオリコ過払い金が戻ってくる期間は、クレジットカード会社の中では遅い。オリコ側の説明によると、予算の都合でどうしても入金日が遅くなってしまう傾向にあるという。そこで通常請求書のみの対応(任意交渉)と裁判による交渉とでは手続きにかかる期間は次のとおり。

  • 請求書での対応は手続き期間が早い
  • 裁判だと期間が長期化する傾向にある

しかし、オリコに関しては裁判をせずに交渉すると、金額面に関しての返還率は満額近くの提示があるが、どうしても入金日までの期間について早めることはできない。そのため訴訟を提起することによって手続き期間を早めることが出来る可能性がでてくることになります。

また取引履歴の開示に関しても以前と違い、時間稼ぎをする傾向にある。そのため今後オリコ対応によっては、訴訟提起での解決の方がスムーズになるかも知れません。相澤法務事務所では、依頼人にとってよりスムーズでスピード解決になるよう交渉していく所存です。

過払い金請求の注意点(デメリット)-オリコ対応編

  1. 過払い金返還請求・任意整理をすることにより、オリコカードが利用できなくなります。
  2. オリコカードのショッピング利用がある場合は、その残高と過払い金とが相殺されます。
    ※なお、ショッピング利用分は法定内貸し付けのため、過払い金は発生いたしません。
  3. 上記説明にあるようにオリコは信用情報(ブラックリスト)に関する登録がちょっとおかしいため、返済中で手続きする方はデメリット・リスクを検討し、オリコに関しては完済してからの手続きがおススメです。
  4. オリコカード・アメニティ・UPty(アプティ)など、オリコで複数カードを利用しているケースは、すべてのカードが手続きの対象になりますので事前にご確認ください。
  5. オリコ以外のカードには影響なし
    完済後のオリコで過払い金請求した場合、現在使用中の別会社のカードには、影響ありません。
    しかし、オリコ返済中で結果的に借金が残り信用情報に「債務整理」情報が登録された場合は、他社のカード契約更新等のタイミングで、間接的に影響が出る可能性はありますので、ご注意ください。
  6. 取引途中で完済している期間があると、分断の争点となり過払い金請求金額が上下します。しかし多くは基本契約が同一であれば一連計算で対応できます。
<オリコカード特有の注意点>

・途中開示の場合あり(取引履歴の開示が平成5年前後の開示)
相澤法務事務所としては、開示された部分のみ請求いたします。(未開示部分は請求しない)

<カード再発行の有無>

「過払い」の状態で解決した場合は、手続き終了後、新たに申し込みが可能です。再審査のうえ、問題なければ再度カードを作ることができるようです。詳細は直接オリコにお問い合わせください。

過払い金請求リスクをプロが徹底検証!【デメリット30】

株式会社オリエントコーポレーションの沿革(参考資料)

商号 株式会社オリエントコーポレーション
ブランド オリコ
関連 みずほ銀行

オリコ過払い金請求ナビ(2017年版)に対応中!

オリコ過払い金請求ナビは現在2017年版に順次ページを更新中です。
これからも最新情報を更新し続けていきますので、ご依頼の際の参考にしてください。

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