完済過払いを目指すには金利の仕組みを見破れ!利息の奥義8

原案:司法書士 相澤 剛 更新

完済過払い金の奥義
閲覧注意

奥義1 高すぎる利息の背景にある「金融教育の欠如」

完済過払い金の奥義

グレーゾーン金利の撤廃で、サラ金の暴利にストップをかけることができた。
この点は評価してよいだろうが、まだまだ改善の余地はあるでござる!

利息制限法では、100万円未満の融資に対しては上限利息18%と定められている。

よく考えれば、フリーターと上級公務員が同じ18%の利息で借りられるのはおかしな話。
信用力が違うわけだから、属性で変化させてよいものを、アコムやプロミスなどはそれをしない。

なぜなら、ユーザー側から文句が出ないからでござる。

「信用力が高い=利息が低い」
「信用力が低い=利息は高い」
は、金融の常識。

なのに、名門大学を出たエリートですらこの点を押さえていないのは、みんな「お金に関する教育」を受けてこなかったからではないか? と拙者は考える。

日本では、ファイナンスに関する教育を受ける機会がはなはだ乏しい。
だから、借金や投資についての理解も乏しく、偏見も起きやすい。

投資商品を勧められただけで、よく知らないうちから「それってあやしいんじゃないの?」と言ったり。
ローンを組んで事業を起こすといえば、脇から「大丈夫? 借金なんかしちゃって」と恐ろしいものを見るような目で見たり。

その一方で貯金は大好きな国民性、預金通帳の残高が増えれば安心感を覚えてしまう。
それって単に自分が銀行に預けただけで、そこから増えるわけでもないのに・・・。

もちろんインフレが起きれば価値は間違いなく目減りする。

金融教育が行き届いている欧米では、リスクを取ってでも増やすスキームのほうへ傾くのが普通。
金利についての情報を仕入れておけば、「属性に関係なく一律18%なんておかしい」と気づくはずでござる。

みんなが気づけば、アコムやプロミス、レイクなども大名商売はやめてユーザー目線に立ったビジネスを考えるようになるだろう。

その利息・その返済方法・その借り方は果たして妥当なものか?
今から紹介する情報をインプットすれば、間違いに気づくかもしれない。

奥義2 グレーゾーン時代はいくら利息を払っていた?

過払い金相談でヒアリングすると
「いくら利息払っていたか? 覚えていないですね~」
と答える人の何と多いことか。

過払い金とは単純に、「法定利息と法定外利息の差額」でござる。

当時の上限金利は29.2%。
現在、10万円以上100万円未満の貸付に対する上限金利は18%。

29%と18%では、年間の利息負担がどれほど違うか?
金利をもとに単純計算してみよう。

【元本50万円を借りた場合の利息負担の差】

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返済年数 18%(毎月7,500円) 29%(毎月12,083円)
1年 9万円 14万5,000円
2年 18万円 29万
3年 27万円 43万5,000円
4年 36万円 58万
5年 45万円 72万5,000円
6年 54万円 87万円
7年 63万円 101万5,000円
8年 72万円 116万円
9年 81万円 130万5,000円
10年 90万円 145万円

こうして数字を並べてみると、利息とは実に恐ろしい。
29%の場合、利息は4年で元金を上回る。
単純に29%と18%の差額を計算してみよう。

1年で5万5,000円、2年で9万円という感じで開いていき、5年でその差は27万5,000円、10年で55万5,000円まで拡大。

実際にはもう少し緻密な計算が必要だが、過払い金がどのような仕組みで発生するかおおよその想像はつくだろう。

年間計算するととんでもない金額だと分かるが、「月額12,083円」くらいだとそれほど大きな負担には感じにくいのかもしれない。

法定外利息は業者に差し上げたのも同然のお金。
取引期間が長くなるほど献上金は高額となり、取り戻したほうがよいと思うだろう。

奥義3 残高スライド方式とは?

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キャッシングやカードローンを利用している方は、どんな方法で毎月返済して、利息はいくら返しているか、元金はどのくらい減ったか把握しているでござるか?

キャッシングやカードローンは、「残高スライド方式」と呼ばれる方法で返済するのが一般的だ。
この返済方法には「元利定額リボルビング方式」「元金定率リボルビング方式」などいくつか種類がある。

キャッシングやカードローンの返済方法で多いのが「元利定額リボルビング方式」で、毎月支払う一定返済額の中から利息を差し引き、元金返済に充てる仕組み。

この返済方法は、毎月の返済額が少額かつ一定で、「分かりやすくて負担が軽い」というメリットがある。
その反面、元金がなかなか減らず、いつまでも返済が続くのが大きなデメリットだ。

残高スライド方式では、最低返済額が決まっていて、その額は定額。

たとえば限度額50万円の借入をして、最低返済額15,000円とする。
このうち利息の返済に11,500円かかるから、元金は3,500円しか減らない。

元金がなくならない限り、毎月の利息返済に追われるのは言うまでもない。
しかも、限度額からさらに借り入れれば元本は永遠に変わらないことになる。

奥義4 利息は元本や商品によって変わる

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利息制限法により上限金利は以下のとおりに定められている。

元本 上限金利
元本 10万円未満の借入 上限 20%
元本 10万以上~100万円未満 上限 18%
元本 100万円以上 上限 15%

元本額が低いほど上限金利は高く、高いほど上限金利は低くなる。

キャッシングやカードローンの限度額は10万、高くても50万円程度だから、多くのユーザーにとって縁のある金利は18%だと思われる。

ちなみに住宅ローンは平均3,000万円もの高額融資となるため、金利は0.4~0.5%程度。
自動車購入時に利用されるオートローンは、信販系で3~10%、銀行系で1~2%程度。

また、中古車と新車でも金利に違いが見られ、一般的に借入額が少ない中古車のほうが金利は高い傾向だ。

元本が増えると、利息負担も増える

キャッシングの限度額、最初は10万、20万だったのが、借入期間が長くなるにつれ「昇格」となり、50万、100万円の借入が認められるようになる。

たくさん借りられるようになって喜んでばかりもいられない。
残高が増えれば、毎月の利息負担も増えてしまうからだ。

返済回数が増えれば、利息支払いの回数も増え、結果的にたくさんのお金を消費者金融に「上納」することになる。

試しにプロミスHPの返済シミュレーションから、残高と返済回数の違いで返済総額がどれくらい変わるか可視化してみよう。

返済方法:残高スライド元利定額返済方式
借入利率:17.8%

【30万円】

返済回数 返済金額 返済総額
12回(1年以内) 28,000円 329,160円
24回(2年以内) 15,000円 358,508円
36回(3年以内) 11,000円 387,289円

プロミス側の収益:3年間で+87,289円

【40万円】

返済回数 返済金額 返済総額
12回(1年以内) 37,000円 439,224円
24回(2年以内) 20,000円 478,013円
35回(3年以内) 15,000円 512,860円
47回(4年以内) 12,000円 555,875円
53回(5年以内) 11,000円 579,111円

プロミス側の収益は、債務者がそのまま利息分を献上したのとイコールでござる。

借入残高と利息支払いの回数が増えれば、消費者金融サイドの利ザヤも大きくなる仕組みだ。
18%弱の金利でも、これだけの負担を債務者は強いられるわけでござる。

これが金利30%の時代だったら、さらにたくさんのお金を献上していたということだ。

30万円に対する30%だと、年間9万円。

上記の表を見れば、18%で年間利息は3万円弱だから、その差は6万円。
毎月にして5,000円の違いでござる。

このように、利息や元金を比較することで、一体いくらのお金が消費者金融に流れているかが分かる。

奥義5 増額・返済・追加融資を繰り返させて儲ける

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残高スライド方式による返済では、毎月の返済額の大半が利息の支払い、わずかに元金部分が減っていく。

わずかでも元金が減っていけばそのうち完済も見えてくるが、追加融資や増額を繰り返すといつまでも返済サイクルから抜け出せなくなる。

その間は一方的に消費者金融にお金を献上し続けることになるのだ。
まさにその状態こそ、アコムやプロミスが望む状態でござる。

アコムから限度額50万円の融資を受け、最低利息15,000円を支払うとする。
このうち、利息の返済は11,500円、元金は3,500円という比率。

残る元金は49万6,500円だが、ここで空いた分の3,500円を引き出すこともできる。

そんな調子で借り続けると、いつまでも元金は減らず返済額ばかり膨れ上がることになる。

消費者金融からすれば、いつまでも返し終わらずに延々と返済と借入を繰り返してもらうのが一番よいわけだ。

「返せるときに返す」を習慣づける

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延々と返済と借入を繰り返しては、業者側の思う壺。
それを断ち切りたいのであれば、「返せるときに返す」を実行すること。

残高スライド方式では毎月の返済額が一定だが、必ずしもそれにしたがう必要はない。
守るべきことは返済額の最低ラインで、多い分はいくら返してもよいことになっている。

臨時収入やボーナスが入ったら、迷わず返済口座に突っ込む。
それが10万、20万もの金額なら、元金は一気に減るだろう。
それによってゴールも見えてくる。

確かにうれしいボーナス、入ったら海外旅行に行きたくなるかもしれない。
キャバクラに行って羽目を外したくなるかもしれない。
そこをグッとこらえて返済に回すのでござる。

また、削れる支出があれば削って、返済に回すようにすればいい。

家計を見直してみると、意外と無駄遣いをしているかもしれない。

要は、利息ではなく元金のほうを着実に減らす方法を選択すること。

利息の支払いは、消費者金融の懐に流れ込むもの。
元金の支払いは、自分が作った借金を減らすためのもの。

この違いをきちんと見極めなければならない。

奥義6 完済過払いを目指す方法を伝授!

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過払い金請求したくてもなかなか返し終わらない。

計算してみると、残債が過払い金を上回る状態では、債務整理になる可能性が濃厚。
債務整理を避け、かつすみやかな完済を成し遂げるにするにはどうすればよいか?

それには、金利を下げる方法がよい。

たとえばおまとめローンなどは、10%の金利で借りることができる。
18%から10%に金利が下がるわけだから、毎月の返済額と返済総額は減り、返済期間も短くなる。

おまとめして残りの借金が80万円。
この元本を返済する場合、18%と10%の金利ではどれくらい負担は変わるのか?
返済利息は、次の計算式で求める。

借入残高×金利×前回返済日からの経過日数÷365=利息

金利18%の場合、利息は11,835円。
金利10%の場合、利息は6,575円。

毎月5,000円、年間6万円以上の差額が生じる。

月々の返済負担が減れば、余裕も生まれるからその分多めに返しやすくもなる。
おまとめローンには、こうした活用方法もあると覚えておくべし。

奥義7 金利18%と金利0を比較!

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金利を0にする方法もある。
それが任意整理。

100万円借りれば、年間に払う利息は単純計算で18万円。
任意整理であれば、これが0円で済むのだ。
任意整理では元本の返済だけで済むから、返済計画も当然ゆるやかになる。

50万円の借金があったとする。
これを任意整理で返す方法と、プロミスの「残高スライド元利定額返済方式」(年利17.8%)で5年以内に返済する方法のふたつを比較してみよう。

・任意整理:毎月13,888円返済・返済総額500,000円
・通常返済:毎月13,000円返済・返済総額746,160円

年月 任意整理 通常返済
1ヶ月後 13,888円
(残486,112円)
13,000円
(残733,160円)
3ヶ月後 41,664円
(残458,336円)
39,000円
(残70,716円)
6ヶ月後 83,328円
(残416,672円)
78,000円
(残668,160円)
1年後 166,656円
(残333,344円)
156,000円
(残590,160円)
1年半年後 249,984円
(残250,016円)
234,000円
(残512,160円)
2年後 333,312円
(残166,688円)
312,000円
(残43,160円)
2年半年後 416,640円
(残83,360円)
390,000円
(残356,160円)
3年後 500,000円
(完済)
468,000円
(残278,160円)
4年後 624,000円
(残122,160円)
5年後 746,160円
(58回目の支払いで完済)

通常返済だと24万円以上負担になるばかりか、完済まで2年近く延びる。

もちろん、残高スライド方式の返済でも、月々の支払い額を増やせば返済総額は抑えられ、完済もはやまる。

だからこそ、「余裕があるときに多めに支払う」ことが重要なのでござる。

奥義8 借金の返し方次第で、3年後の未来はこうも変わる!

多重債務状態の3人。

利息18%の状態でそのまま返し続けるか?
任意整理を決断するか?
それとも支出を押さえて自力で完済するか?

それぞれの方法を試みた場合、3年後どんな未来が待っているのだろうか?

何もせず返済を続けたAさん

完済過払い金の奥義

家賃8万円のマンションにひとり暮らしのAさん。

収入に余裕があるわけでもないのに、身の丈に合わないグレードの物件に住み、趣味や欲しいものには金に糸目を付けないタイプ。

プライベートを充実させようとアコムでカードローンを契約、目下返済の日々。

手取り収入20万そこそこで、節約の「せ」の字も知らないAさんの家計は、当然火の車。

それでも楽天的な性格のせいか、特別な対策も取らず、毎月15,000円もの返済を続けていく。

この金額も、「スマホを2台契約していると思えばいいや」程度にしか思っていなかった。

しかし、1年にしてみると18万円、2年で36万円、3年で54万円のアコムへの“献上”。

Aさんに欠けていたのは、長期的な視野と現状を踏まえた借入計画だった。

次第に家賃の支払いもとどこおるようになり、その穴埋めのためプロミス、レイクに借金。
100万円の借金は、150万、200万円と膨らんでいく。

現状を打開するため今度はアイフルに駆け込むも、「すでに滞納されてますね。うちでは貸せません」と門前払い。

「首が回らないとはこのことか」ようやく自分がどんな状況か悟ったAさんは、債務問題専門の弁護士事務所を訪問。

そこで勧められたのは自己破産
「任意整理ではダメですか?」と尋ねるも、弁護士に「それは難しい状況です」と即答される始末。

仕方なく、破産手続きを開始したAさんであった。

任意整理を決断したBさん

任意整理を決断したBさん

Bさんは学生の頃からローンを組んできた経験もあり、利息やリボ払いに関する知識は一般の人より身についていた。

「本当は利用しないほうがよい」と思いつつ、入用になるとつい駅前のATMでお金を引き出す生活を送っていた。

それで今もアコム、プロミス、エポスから150万円を借金中。
毎月の支払い日には、駅前にせっせと足を運んで45,000円を振り込む。

「こんな生活いつまで続けるんだろ、何とかしたいよなあ・・・」という思いがよぎることもしばしば。

「悩むだけじゃ何も変わらない。具体的に動かなければ」
一念発起したBさんは、任意整理を検討しはじめる。

任意整理すると、最低5年はクレジットカードやカードローンが利用できなくなる。
気になる手続き費用は、10~15万円程度といったところ。

「高いかなあ」と思いつつ、それでも利息を払い続けるよりは断然お得という計算がBさんの中で働く。

依頼先をどこにするかリサーチした結果、基本報酬が低い某司法書士事務所に頼むことに。

報酬を分割で支払った後、元本150万円を3年間で完済する計画を立ててもらう。

3年で完済するには、毎月40,000円程度の支払い。

これまでの支払いから毎月返済額が減り、完済の道筋はついたからBさんの気は楽になった。

スマホの料金を見直して安いプランに変更、その他毎月の家計を見直しコツコツ返済をがんばっていく。

そのような努力が実を結び、3年後には無事元本の完済に成功。

新たな借入はしばらくできないものの、「借金生活から足を洗ういいきっかけになった」と前向きに考えるBさんであった。

支出を抑え自力で完済したCさん

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Cさんは、現在交際中の彼女との結婚を真剣に考えていた。

その前に、Cさんには解決しなければならない課題があった。
それはアコムから借りた100万円の完済。

いろいろ理由をつけて利用し続けたアコムの有能ATM。
家庭を持つならそろそろこいつとも別れなければ、とCさんは元カノに言うようにつぶやく。

そこでCさんは考えた。
これから幸せな家庭を築き、立派なパパとして生きるには、どんな完済の方法がふさわしいか?

最初は銀行のおまとめローンを考えたが、滞納経験を持つゆえにそれは難しいと判断。

任意整理? 自己破産? とんでもない。
いずれパパとなるオレがそんな、と自戒すする。

別に債務整理が悪いとは思わないが、やはり今の立場と将来を考えると、もっとスッキリしたかたちで元カノと縁を切りたかった。

そこでCさんは思いつく。
「もっと家賃の低い物件に引っ越そう」

8万円から4万円のアパートに引っ越したCさん、これを機に家計簿もつけるようになり、無駄な出費は極力抑える生活を続けていく。

家賃が浮いた分の4万円は、かかさずアコム支払いに活用。

返済額を増やしたことで、順調に元金は減っていき、想定を上回るペースで完済に成功した。

「3年後に彼女と結婚」

努力の結果、Cさんはこの目標を難なくクリアできたのである。
幸せになったばかりでなく、この経験を気にお金や利息に関する知識も習得。

利回りのよい投資商品は何か、リスクの高い商品はどんなものかの判別もつくようになるなど、金融リテラシーは各段に向上した。

子どもが生まれたら、金融に関する教育は小さいときからしていこうと密かに思うCさんであった。

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