原案:司法書士 相澤 剛 更新
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2021年1月現在
過払い金 × キーワード大辞典
弁護士・司法書士業界でこと過払い金請求の分野では超有名な司法書士あいきんくんが、Google検索に出てくる予測変換キーワードに対する答えをユーザー目線で上から順番に答えまくるシリーズ!
2021年1月現在
<く行>では次のキーワードが多く検索されてるね。
「過払い金 く」で検索した上位キーワード。
く行の1位は「口コミ東京」。
ズバリ!過払い金の口コミには注意だよ!
特に運営者がはっきりしないHPは要注意。
2位の「クレジットカード」。
クレジットカードにも過払い金は出るよ!
ただし、いくつか注意点があるので確認してね。
3位は「クズ」。
誰がクズなんだろう・・(笑)
弁護士だって、本物と偽物がいるから気を付けて!
はいはーい!く行も盛りだくさん。
では「過払い金 く行」について。
くうーーっと行ってみよう(笑)
最近はどんなサービスでも口コミとかランキング形式で紹介されてるものが多いけど、それを真に受けてしまって盲信するのは危険だよ!
そのランキングや口コミ情報だって、誰かの手によって作られたものであることに変わりはないんだから、じっくり見極める力を養わないといけません!
Q:おすすめトップ10とか、どう?
A:何を根拠にランキングが付けられたのか気になるね!
Q:口コミ情報が充実してるけど?
A:ほんとにアンケートをとって集めたデータかな?
Q:ランキングも口コミも、ウソばかり?
A:正しいものもある!見極める力が大事。
過払い金だと、相談すると良い事務所や司法書士のランキングが出てきたりするんだけど、そういうのを専門に扱う業者って何千何万という数があるんだ。
そんな中でトップ10を出すのなんて至難の業だと思うけど、みんなどうやって出しているんだろうね?
口コミ情報だって、HP上の文字だけで判断するのは危険かも。
だってそんなの、いくらでも改変可能なものだから。
ちょっと裏側の話をすると、そういう時は大抵アフィリエイトという、広告が絡んでる可能性があるね。
そのHPからアクセスして、過払い金の相談をすると、HPを運営している人にお金が入る仕組みだったりするんだ。
だから知らない会社のことをおすすめしちゃったりするのも結構ある話。
その点あいきんくんのところはみんな直筆のアンケートだから、信頼度は高いよ!数も他のところの比じゃないぐらい集めているから、ぜひ参考にしてみてね!
なんとなくクレジットカードって安心で、過払い金とは無関係なように感じるかもしれないけれど、果たしてそうなのかな?
Q:クレジットカードも過払い金の対象?
A:はい、対象です!
Q:どんなクレカでも過払い金は貰える?
A:必ずしもそうとは言えない!
Q:どうやったら過払い金請求できるの?
A:カードを発行している業者や、設定された金利、利用の仕方がポイント。
クレジットカードでも、キャッシング機能がついていて、それを利用したことがある人は過払い金が発生している可能性はあるよ!
ただ、最近の利用やショッピング枠でしか使ったことがない人は基本的には対象外。
銀行系のクレジットカードもダメなケースがほとんど。
金利が高いと有名なリボ払いも、法律の範囲内だから、過払い金の対象にはならないんだ。
クレジットカードの過払い金請求をする際の注意点!
キャッシング機能がついたクレジットカードで過払い金請求をする場合、いわゆる普通の買い物で使うようなショッピング枠を使い続けるのはできないよ。
過払い金請求に際して、一旦そのクレカを解約しなければならないんだ。
過払い金請求が終わった後にもう一度クレカを持ちたい場合は、再度申し込みをして審査を受けなきゃいけないんだけど、まぁやましいことがなければ普通に通るケースが多いみたい。
あと気を付けなければいけないのが、ショッピング枠の利用が残っている人状態で過払い金請求をしてしまうこと。
これをすると、借金が残った状態で過払い金請求をする形になってしまって色々ややこしいことになってしまうんだ。
最悪のケース、債務整理などと同じ扱いになって、ブラックリストに載ってしまうことも。
だからクレカの過払い金請求をする時は、ショッピング枠も返済し終わってからやるのがベスト!
ただショッピング枠の返済は1か月程度の時差があるものだし、返し終わったと思っていても、遅れて売上が上がってくることも少なくないから、とりあえず全部払い終わったと認識してから3ヶ月ぐらいは様子を見た方が無難かもしれないね。
それから、携帯支払いやネットやテレビの契約料など、定期引き落としにしているのも解約する必要があるのも忘れないでね。
過払い金請求の手続きに慣れている事務所だったら、こうした諸々の部分も含めて、依頼者のデメリットにならない処理や交渉をしてくれるけど、大手事務所はそこまで見てないし、手続きしてくれないのでそのまま放置することも多いみたい。
業者からクレカを解約してくれと連絡があっても依頼者に連絡せず、そのまま放置とかも…依頼者が連絡してやっと動き出す感じで、下手したら1年以上放置されてしまうケースもあり得るから注意が必要だね。
ちなみに、キャッシングとショッピングは別枠扱いだから、たとえショッピングで完済していなくてもキャッシングが10年以上経っていたら、過払い金としては時効になっちゃうので気を付けよう!
過払い金を発生させてしまった業者も、実は悪気があってそうしていたわけじゃないんだ。
その当時は法の整備もまだまだで、どれが正しいやり方なのか、本人たちも決めかねてしまっていたのが実際のところ。
過払い金請求をする専門家だって、色々と資料を集めて、業者と戦っていかないといけないから、成功報酬はどうしてももらわないとやっていけないわけで。
とにかく過払い金にまつわるあれこれに、本当の悪者はいないんだよ。
というか、そもそもクズなんて言葉を使っちゃいけません!
金融業者からお金を借りたり返したりを続けている場合、返済から次の取引までに空白期間が生まれるよね。
空白期間があった場合に、その前後の取引を同じ取引とみなすかどうかで過払い金の額が変わってくるんだ。
空白期間を無視して引き直し計算するか(一連計算)、空白期間で区切って引き直し計算するかは大きな問題なんだよ。
Q:空白期間の定義はあるの?
A:明確な定義はなく、法律でも定められていないよ。
Q:平成15年に完済して、平成17年に再度借りた場合は?
A:平成15年までの取引は時効になってしまう恐れがあるよ。
Q:空白期間に契約内容が変わるケースはある?
A:あるよ!金利や会員番号が変わった場合は別の取引とみなされるよ。
「まだ返済中だから時効は関係ないよね」と思っている方も、一度完済した経験はないかな?
一度完済して、同じ金融業者から再度借りたという場合は取引期間が2つ存在することになるよ。
同じ業者でも、再取引まで空白期間があったり、契約内容が変わったりすると、2つの取引は別物とみなされるんだ。
これを取引の「分断」と言うよ。
再取引までの空白期間が長ければ、分断とみなされる可能性が高いんだ。
取引途中に空白期間があった場合、金融業者は分断を主張してくる。
法律事務所は「空白期間なんて関係ないでしょ!」
と反論するんだけど、法律で定義が決められているわけじゃないから裁判でもめちゃうんだ。
大手法律事務所の場合、裁判が長引くと手間がかかっちゃうから、最初から空白期間を考慮して少なめに請求する…なんて話もあるよ。
過払い金がなぜ生まれたか。それはグレーゾーンにあった金利が関係しているんだ。
Q:金利のグレーゾーンって?
A:昔は金利に関する二つの法律があって、上限金利が違っていたんだ。
Q:その金利の差がいわゆるグレーゾーンってこと?
A:その通り!当時はどちらを適用するか、明確に定まってなくてね。
Q:なんで過払い金として返すことになったの?
A:最高裁判所の判決で、「返しなさい」ってことになったからだよ。
詳しく説明すると、いわゆるお金を貸すのに関係する法律として、出資法と利息制限法という法律があったんだけど、それぞれの上限金利が異なっていて、どちらを適用するかも明確じゃなかったんだ。
当然ながら、より高い金利で貸した方が儲けは大きくなるわけで、消費者金融なんかがこぞって高い方を選択したわけだけど、ある時の最高裁判所の判決で、それがダメだと言われちゃったわけさ。
すごいのが、「高い金利で貸すのはやめなさい」じゃなくて、「高い金利で貸した分を返しなさい」という結果になったこと。
そうして過払い金というものが世の中に誕生したわけだね。
群馬県と言えば草津温泉に伊香保温泉、四万温泉に磯部温泉などなど、日本が誇る温泉大国なのは知ってたかな?
あいきん君では、そんな群馬にお住まいの方の過払い金問題を解決した実績もあるよ。
高崎市乗附 男性(70歳)自営業
■長年返済していた残債もなくなりさらに過払い金まで戻りこちらの事務所様にお願いして良かった
過払い金を巡って事務所と業者がグルになって悪だくみをするだって!?そんな話どこで聞いたの…?
Q:事務所と業者の関係性は?
A:過払い金請求は交渉も発生するから、結構密にはなる。
Q:じゃあ結託することもできちゃうわけ?
A:暗黙の了解みたいなものはできちゃうかもね。
Q:事務所に依頼しない方が良いってこと?
A:ちゃんと戦って取り返してくれる事務所を見つけないとね。
過払い金って、事務所側はできるだけ多く取りたいし、業者側はできるだけ少なく済ましたい、というのが本音だよね。
でもお互いの主張をぶつけ合うのってすごい大変だし時間もかかるもの。
だからお互いにビジネス色が強くなってくると、「とりあえず6割で…」なんて話も出てくるかもしれない。
でもちゃんと戦って、全額取り返すために動いてくれる事務所もいるから、そこをしっかり探すことが大切と言えるだろうね。
某グルメ系クチコミサイトもサクラで話題になったよね。
過払い金の法律事務所のクチコミサイトもあるけど、あれってどうなんだ?
Q:弁護士司法書士のクチコミサイトは信用できる?
A:全くできない!あんなの全部広告。
Q:弁護士や司法書士が広告ってやるの?
A:過払い金はお客さんを積極的に囲いたいから、みんな広告うちまくり。
ということで、過払い金の事務所のクチコミサイトは全部広告。
よく見てみてよ、上位に来てるのはたいてい無名な事務所でしょ。広告料払って上位に表示してもらってるんだよ。
過払い金の法律事務所のクチコミランキングが載ってるサイトってあるよね。
あれ、全部広告だから!
そもそも、全国1~2万件の事務所のクチコミを調べてランキング化できる訳ないじゃん。
もしあいきんくんがクチコミサイト作ってと依頼されても、無理って答えるね。
だって、正確なランキングなんて作れないもん。
クレジットカードのキャッシングは過払い金が出るよ。ただ、ショッピング枠利用中は返済中扱いになるから、過払い金請求できないことに注意して。
Q:クレジットカードの過払い金請求すると影響はある?
A:請求すると基本的に解約になる。
Q:過払い金請求するとクレジットカードが作れなくなる?
A:そんなことはないよ。ただ、多少の影響はあるから注意。
クレジットカードの過払い金を請求すると、一部を除いて原則解約になる。
だから、同じカード会社のクレジットカードを発行する場合は、一から申し込むことになるんだ。
正直、審査への影響はゼロではない。
ただ、カード会社は大量のポイントを配ってまで会員を集めているから、過去にキャッシングでも優良顧客であれば再発行される可能性は高いよ。
あいきんくんのお客さんも、カード発行できてるケースが多いし。
どうしてもという人は、残したいカード会社だけ過払い金請求しなければ大丈夫かな。