原案:司法書士 相澤 剛 更新
8
2021年1月現在
過払い金 × キーワード大辞典
弁護士・司法書士業界でこと過払い金請求の分野では超有名な司法書士あいきんくんが、Google検索に出てくる予測変換キーワードに対する答えをユーザー目線で上から順番に答えまくるシリーズ!
2021年1月現在
<そ行>では次のキーワードが多く検索されてるね。
「過払い金 そ」で検索した上位キーワード。
そ行の1位は「相続税」。
過払い金と相続税。うーん、異色なコラボ!
過払い金請求しないで亡くなるとどうなる?
2位の「相談 評判」。
過払い金で評判の相談先はどこだろう・・
ネットで口コミ・評判。見極めのポイントは?
3位は「遡及」。
遡及(そきゅう)って読むみたい!
法律用語で遡る(さかのぼる)って意味だよ。
そうですか・・。そ行はちょいムズイ感じ。
では「過払い金 そ行」について。
そっーーといってみよう(笑)
もしも自分の親がカードローンをしてて、過払い金対象になっているといたら、それが相続税の対象になるのか気になるよね。
Q:そもそも過払い金は相続できる?
A:できるよ。ローンを相続する際に過払い金も一緒にって感じだね。
Q:過払い金も相続税の対象?
A:過払い利息5%部分は対象になる可能性があるよ。詳しくは税務署に!
Q:過払い金があったらカード会社から連絡くる?
A:わざわざ連絡はしてこないんじゃないかな。
相続税は、3600万円以上の相続が発生した時だけ払わないといけないものだから、過払い金単体で相続税の対象になることはほとんどないだろうね。
他に相続したものも併せてその金額を越えちゃうと、過払い金も税金の対象になっちゃうから気を付けよう。
過払い金が出るのかどうか、出るとしてどうやって請求するのか、色々と専門家に相談したいことはあるよね。
Q:相談って具体的には何をするの?
A:過去の取引状況をヒアリングしたりするよ。
Q:相談するとお金が掛かる?
A:事務所によって違うよ。無料のところも多い。
Q:優しく相談に乗ってくれるところが良いところ?
A:必ずしもそうじゃない。むしろちゃんと戦ってくれるかが大事。
過払い金のあれこれって、もはやある程度フォーマット化している。
だから優しく相談に乗ってくれるところよりも、金額が安かったり、交渉とかに強い専門家を選んだ方が良いだろうね。
遡及っていうのは、さかのぼるっていう意味だね。
過払い金をどういうルールで返すのか最高裁判所で争点になったとき、契約当初までさかのぼって返すことが決められたんだ。
これはまさに究極の遡及と言えるだろうね。
利用者にとってはありがたい話だけど、カード会社にとってはかなり衝撃的な判断だったと思うよ。
過払い金請求をした後、その人はどうなっているのか。
それはあいきんくんも個人的にすごく興味があるね。
返ってくる前と同じような生活をしちゃってるのか、それを機に人生が輝き出したのか。
いずれにしても十人十色のその後になっているだろうから、そんなコンテンツを今後作ってみてもおもしろいかもね!
昔は、過払い金の無料相談をうたう事務所が主流だったけど、最近は無料診断や無料調査がブームだね。
無料相談って、本当にタダでやってくれるのかな?
Q:法律事務所の無料相談は本当に無料?
A:無料だよ!過払い金以外の分野は30分5000円が相場だけど。
Q:なんで無料で相談してくれるの?
A:お客さんが欲しいんだろうね…。
Q:相談したら本依頼もしなきゃいけない?
A:絶対じゃないけど、断りづらいよね。相談後の料金も事前に見ておこう。
過払い金は実入りのいい仕事だから、相談を無料にしてでもお客さんを集めたい事務所が多いよ。
で、本当に無料で相談してくれるけど、実際に依頼したら報酬や手数料をごっそり取られちゃうケースも多い。
無料だからどこでもいいや!じゃなくて、依頼後の報酬額もしっかり見てから事務所を選ぶべきだね。
過払い金の広告なんかを見ると、相談無料ということをアピールしているものも多いけど、本当なのかな?
Q:相談無料って、本当に無料?
A:間違いなく無料!そこは安心して良いよ!
Q:でもなんで無料なの?
A:実際に依頼を受けた後の報酬で、十分元が取れるからだよ。
Q:相談って具体的にはどんなことするの?
A:いつ、どこから、どれくらい借りたか、とかを聞くね。
過払い金が出る出ないの判断って実は結構簡単にできるんだ。
だから相談内容としても、専門家からしてみれば決して難しいものじゃない。
だから相談自体は無料にしてしまって、たくさんの依頼を受けられるようにした方が効率的なんだ。
もちろん、弁護士や司法書士の先生自身も正義感の強い人が多いから、ホスピタリティ精神でやっている側面も強いだろうね。
訴訟とは、要するに裁判をするということだね。過払い金を請求するシーンでは、たびたび裁判は行われているんだ。
Q:裁判って大変そう…。
A:専門家に依頼すれば、基本はすべてお任せで大丈夫だよ。
Q:負けちゃったりすることはあるの?
A:過払い金は請求する人の当然の権利!だから基本負けはない!
Q:じゃあどうして裁判をしているの?
A:「全額返して!」「値切ってください!」で戦ってるだけだね。
過払い金の裁判は、他の事件や事故で行われている裁判に比べると非常に簡単で、定型的なものと言っても過言ではない。
だって過払い金は払いすぎてたお金なわけだから、返してもらって当然だもんね。
だから場合によっては変に交渉をするより、裁判をしてしまった方が楽で早いケースだってあるんだよ。
過払い金でいう相殺というのは、例えば50万円の借金があったとして、実はそこで過払い金が発生していて、その額も50万円になっていた時、過払い金請求とともに借金がゼロになる、ということを指した言葉だね。
過払い金が出る人って、意外と借金を継続してしまっていたりもするものだから、意外なタイミングで借金をゼロにすることができるかもしれないね。