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執筆:司法書士 相澤 剛 更新
どの程度過払いが発生するか目安をご紹介します
どの程度発生しているかを知るためには「取引履歴」を取り寄せて「引き直し計算」をする必要があります。
自分でも「引き直し計算」は出来ますがちょっと手間ですよね。。
そこで簡単な過払い金の目安をご紹介します。あくまでも参考程度ですので、正確な金額を知りたい方は「引き直し計算」を行ってください。
50万円を借り入れして完済している場合の過払い金の目安
すでに完済している業者から5年間・50万円を借りたり返したりを繰り返していた場合、30万~40万前後の「過払い金」が発生するということです。
6万円
13.5万円
21.4万円
30.5万円
43.5万円
57.5万円
72.5万円
その後は、
1年につき14.6万円ずつ
過払い金が増えていく。
4万円
9万円
14万円
20万円
28万円
37万円
53万円
その後は、
1年につき12.5万円ずつ
過払い金が増えていく。
50万円借金が残っている場合の減額・過払い金の目安(限度額は50万円を想定)
返済中の業者から5~7年間・50万円を借りたり返したりを繰り返していた場合、50万円の借金が0円になるばかりか、さらに「過払い金」が発生するケースがございます。
※-(マイナス)は、借金が0円になり、さらに過払いの状態を表します。
44万円
(再計算後の返済額)
36.5万円
(再計算後の返済額)
28.6万円
(再計算後の返済額)
19.5万円
(再計算後の返済額)
6.5万円
(再計算後の返済額)
-7.5万円
(過払い金発生)
-22.5万円
(過払い金発生)
-36.4万円
(過払い金発生)
その後は、
1年につき14.6万円ずつ
過払い金が増えていく。
46万円
(再計算後の返済額)
41万円
(再計算後の返済額)
36万円
(再計算後の返済額)
30万円
(再計算後の返済額)
22万円
(再計算後の返済額)
13万円
(再計算後の返済額)
-3万円
(過払い金発生)
-11万円
(過払い金発生)
その後は、
1年につき12.5万円ずつ
過払い金が増えていく。
| 裁判なし (スピード解決) |
裁判あり (じっくり解決) |
|---|---|
| 返還割合 | |
|
80%まで |
100%+過払い利息 |
| 回収期間 | |
|
平均2~3ヶ月 |
平均4~6ヶ月 |
返還割合 裁判せずに返還交渉した場合の限界値(50万→40万)
回収期間 依頼後お金が戻ってくるまでの期間(裁判は長期化)
過払い利息 満額からさらに遅延損害金5%を請求(50万+α)
アコムへ過払い請求をした際の回収目安ですが、上記にあるように裁判をしない交渉だと8割程度が限界になります。つまり話し合いでは満額返還がされないということです。
次に、裁判をしたケースですが、訴訟提起するとアコム側の態度が一変します。
通常過払い金は取引途中に空白期間がある(いわゆる分断)や返済途中でアコムと示談書を交わし返済を見直しているなど、または延滞期間が多いなど特殊なケースでなければ全額返還されるべきものです。
裁判をした場合の回収率の目安に関しては満額になりますが、代償として手続き期間が長期化するデメリットがあります。
消費者金融へカードローンを利用する際に必ず限度額が設定されます。
限度額は通常10万円~100万円が多く、審査によって決定され、その後返済実績に応じて増額されていきます。
消費者金融の過払い金の相談者は、限度額50万円の方が多く、主婦の方には30万円の方がいたりします。過払い金は契約内容や返済内容によって前後しますが、限度額が多ければ多いほど過払い金は高額になります。
一概には言えませんが、50万円を10年ほど利用し限度額いっぱいまで借りたり返したりしていると、過払いが50万~80万円ほどになり、これが30万円だと20万~50万円といった感じになります。
さらに注意点ですが、消費者金融は2007年(平成19年)以降金利を見直しているので、最近の取引の法定内18%で利用している場合は過払い金の返金対象には当たりません。
また仮に「2005年に契約した当初は金利が高かったが、2010年以降は金利が下がった」など契約途中で法定金利に見直されている方は、上記目安の半分程度の過払いと思った方がよいでしょう。
| 金利改定前の対象期間 | 改定前金利 |
|---|---|
| アコム | |
|
2007年6月17日まで |
27.375% |
| プロミス | |
|
2007年12月18日まで |
25.55% |
| レイク | |
|
2007年12月1日まで |
29.2% |
| アイフル | |
|
2007年7月31日まで |
28.835% |
| CFJ | |
|
2007年8月まで? |
29.2% |
| エポス | |
|
2007年3月15日まで |
27% |
| ゼロファースト | |
|
2007年4月15日まで |
27% |
| セゾン | |
|
2007年7月13日まで |
24% |
| UCカード | |
|
2007年6月10日まで |
― |
| ニコスカード | |
|
2007年1月まで? |
― |
| DCカード | |
|
2007年6月10日まで |
― |
| オリコ | |
|
2007年3月まで? |
27.6% |
| セディナ(OMC) | |
|
2007年9月1日まで |
28.8% |
| セディナ(SF) | |
|
2007年4月まで |
― |
| イオン | |
|
2007年3月10日まで |
― |
| ビューカード | |
|
2006年6月まで |
28.20% |
| JCB | |
|
2007年6月15日まで |
― |
※相澤法務事務所調べ
上記はあくまでも目安になります。正確な過払い金が知りたい方は取引履歴を取得し、過去の契約内容を確認することでハッキリします。



