※裁判なしの場合
※裁判なしの場合
原案:司法書士 相澤 剛 更新
アイフル過バライ金請求の保存版、どうだった?
よく飲み込めたかい?
え? ちょっと難しかった?
しょうがないなあ、そんな方はこの「あいきんくんがぶっちゃける」でアイフル情報を再入力しよう!
ここではアイフルのあんなことやこんなことをぶっちゃけていくよ!
やさしい口調だけど、突っ込んだ内容も飛び出すから、新鮮な気分を味わえること間違いなし!
ではアイフル過バライ金請求についてぶっちゃけていくよ!!
過バライ金の交渉は、とても神経を使う。
だけど勝ち方はわかっている。
それはどんな業者が相手でも同じで、言ってしまえばこの戦いにぼくたちが「負ける」可能性は低い。
でも、それだけじゃやっぱりダメなんだよな~
交渉は「相手」あってのものだし、こちらの主張ばかり押し通すと円満解決からはほど遠くなる。
さらに言うと、ぼくたち事務所は「仲介役」に過ぎない。
脇役であって、主役じゃない。
この視点は大事。
アイフルみたいに、どんな手を使ってでも値切ってやる! という業者ほど、冷静になり、大きな視点を持つ必要があるとあいきんくんは考えるよ。
そんな考えもあり、たどり着いた答えが、現在のアイフル過バライ金の返金率になって表れているよ。
まず、アイフルがどんな業者かその特徴をみていこう。
アイフルといえば、有名女優さんを起用したテレビCMでもおなじみだね。
知名度はアコム・プロミスと引けをとらないくらい高いといっていい。
ただ、アコム・プロミスと違うのは、メガバンクをバックに持たない、独立系の消費者金融という点だね。
これは過バライ金交渉の有利・不利を考えるうえで、とても大きな要素だよ。
だって、アイフルは自前の資金力のみで過バライ金の返金を続けなきゃいけないわけだから。
銀行がバックにいてじゃぶじゃぶ予算があるアコム、プロミスみたいにはいかないんだよ。
同じような勢いで返していったら、倒産しちゃうかもしれないからね。
実際、アイフルは武富士みたいに消えてしまいそうになったときがあったからね・・・
「倒産するくらいなら、嫌われたほうがましだ」とばかりに、過バライ金の返金もケチケチしてくる。
銀行系という看板がないから、世間の評判をそれほど気にしなくて済む点も大きいかな。
そんな「泥臭い」が特徴のアイフルだから、過バライ金交渉も厳しくなってしまうんだ。
ケチで厄介なアイフル。
ぶっちゃけると、過バライ金はあまり戻ってこない。
いや、裁判してガンガン攻めれば、全額返してもらうことはできるよ。
交渉の方法が「裁判なし」「裁判あり」の二者択一なのは、他の業者と同じ。
スピード回収コース (裁判なし) |
じっくり回収コース (裁判あり) |
|
---|---|---|
どれくらい戻ってくる? |
元本の40~60% | 100%+利息 |
入金までは? |
3ヶ月 | 8ヶ月~1年 |
これは過去の実績にもとづくデータだよ。
裁判すれば、アイフルが相手でも上記のような結果になる。
ぶっちゃけると、現在あいきんくんは「円満解決モード」に完全シフトして、スピード回収コースに徹底。
裁判したいという方には、徹底回収を方針とする事務所への依頼をおすすめしているよ。
どうしてかって?
アイフルがどんなやり方で交渉をこじらせてくるか、わかっているからだよ。
まともに付き合うと、長い長い時間、事務所も依頼者も拘束されることになる。
おまけに、裁判所から郵送物が依頼者宅に届くなんてこともある。
内緒にしてほしい方にとってはとんでもない迷惑だよ。
もう、交渉じゃなくてほとんど嫌がらせに近いことをしてくるのがアイフルという業者なんだ。
かといって違法なことしているわけじゃないから、それを止めることはできない。
相手の土俵に立って同じ波長で争っても、後味の悪い結末しか迎えないことは過去に経験済み。
だから、アイフルとは裁判しません、という方針なんだ。
もちろん依頼者には正直に説明しているよ。
納得いかない方を無理にこちらの方針に従わせるなんてことは、しないから安心してね。
こちらも正直に伝えるから、どうか正直に気持ちを教えてね。
「何がなんでもアイフルから過バライ金満額取り戻したい!」という方は、その願望を叶えてくれそうな事務所を探すといいよ。
「どんな業者であっても過バライ金は全額取り戻す! アイフルかかってこいや!」と鼻息荒くする法律事務所さんもあるから、よろこんで相談にのってくれると思うよ。
ただし、アイフルがあの手この手の嫌がらせを尽くしてくるのは、どの事務所であっても同じだからね。
アイフル全額回収を望む人は、次の点に注意したほうがいいよ。
●決着がつくまで1年以上かかる可能性が高い
●内緒にしたい方は、家族にバレるかも(裁判所から郵便物が届く)
●争点があって仮に負けた場合、これだけ費やした時間は何だったのかとなる
●長引く訴訟にストレスがたまる
「アイフル過バライ金? 私に任せなさい!」という事務所でも、これらのことをきちんと説明してくれるかどうかは保証がない。
最悪、ろくに注意点も説明せず勝手に裁判を進めてしまう事務所もあるからね。
アイフルだけじゃなく事務所も「敵」になってしまう、これが自分勝手な事務所やビジネス事務所に依頼する怖さ。
自分が望むもの、欲しいもの、守らなきゃいけないもの、これらを考えたうえで、どんな交渉にするかを決めてほしい。
アイフル過バライ金請求の手続きは、ぜんぜんややこしいことないよ!
次の4段階を順番にしたがって進めていくだけだからね。
ほとんどお任せでいいよ!
「アイフルに過バライ金あるかも?」という方の相談にのっちゃうよ!
この段階では、まだ「出る・出ない」がはっきりしない人が多いね。
記憶も曖昧で、かろうじてむかしアイフルと取引していたことを覚えているくらい。
「記憶違いで対象外だったらどうしよう、迷惑じゃないかな?」なんて思う必要なし!
出なかったら出なかったで、ぜんぜん問題ないからね!
だから気にせず相談していいよ!
過バライ金発生の診断なら、「WEB無料診断サービス」がおすすめ!
LINE診断もやってるよ!
以下のページの項目欄に簡単な情報を入力するだけだから、相談したい方は遠慮なくどうぞ!
アイフル過バライ金が出る! ぜひ請求したい! という方は調査をお願いしてね。
果たして過バライ金はいくらくらい発生しているのか計算するからね。
そのためにまず「取引履歴」の開示をアイフルに請求!
だいたい1~2ヶ月で事務所に送られてくるよ。
これを見ながら、計算ソフトに必要事項を入力し、正確な金額をはじき出すよ。
この作業に1週間くらいいただいて、結果がわかり次第ご報告。
交渉の方法や入金日についても確認させてもらうよ。
ちなみに取引履歴は本人でも取り寄せられるからね!
アイフルの場合、そっちのほうがはやく届くよ!
だから急いでいる人は自分で取り寄せるほうがいいかもね!
アイフルに請求書を送って電話交渉!
さきほど説明した通り、全額の返金は見込めそうもない・・・
もう相手の出方もわかっているので、「5割~6割」のラインで落としどころをさぐるよ。
こっちのほうが入金もスムーズなんだ。
絶対抵抗してくるとわかっているのに粘っても無駄だし入金がそれだけ遅れてしまうからね。
電話交渉のみ・円満解決を目指すからには、スピード入金に全力を注ぐよ!
電話交渉で和解する場合、入金されるのはご依頼からおよそ3ヶ月後!
ここでは依頼から入金までの時間的な流れをおさらいしてみるよ。
参考までに「裁判あり」の情報も並べてみるから比較してみてね。
両者の違い(とくに時間)がハッキリすると思うよ。
裁判なし | 裁判あり | |
---|---|---|
依頼日 | 1月1日 | |
調査完了日 | 2月24日 | |
交渉開始日 | 2月25日 | |
和解成立日 | 2月26日 | 8月25日 |
入金日 | 3月26日 | 10月29日 |
返金額 | 30万円 | 53万円(利息含む) |
入金額 | 24万600円 | 39万5,910円 |
アイフル過バライ金をスピード入金で! という方はあいきんくんにお任せあれ!
いろいろあったアイフル過バライ金請求。
ここはちょっと特殊というか、他の業者じゃ考えられないことをしてくるから、こちらもそれに合わせて対応を考える必要があったんだよね。
そんなアイフル過バライ金請求の件数も年々減少傾向にある。
まあ減っているのはどの業者も同じなんだけどね。
おもしろいのは、2013年ごろはアコム・プロミス・アイフルの3社って同じくらいの請求件数だったんだよね。
当時でともに月間6000件くらいの請求。
それが現在アイフルはアコムの半分くらいにまで減ってきた。
もともと規模が違うから、アイフルに過バライ金を持つ人の絶対数はアコム・プロミスのそれより圧倒的に少ないのかもしれないね。
数は少ないとはいえ、これまでもこれからもアイフルとはしばらく付き合っていくことになるのは間違いない。
情勢に合わせてこちらの対応や方針を変えてきたけど、これからもひょっとすると変わるかもしれない。
それはアイフルの出方次第ともいえるけど。
そこで、これまでどんな変化があったのか振り返ってみることにしよう!
最高裁の「過バライ金全額返還しなさい」判決が出た直後の頃は、アイフルも対応がよかったみたいだよ。
「最高裁がそう言うし、法律も変わるみたいだから、しゃあないか」って感じだったんだろうね。
まあこれはアイフルに限らずどの業者もすんなり返金が当たり前だった。
今はなくなった武富士も、請求されたらさっさと返していたくらいだから、「いい時代」だよね~
まあそんなふうに羽振りよく返していたから、武富士は整理されることになったけど・・・
それを機に、「こんな調子で返し続けていたらうちも倒産してしまう!」という空気が業界内に漂うようになったんだよね。
とくに非銀行系のアイフルは戦々恐々となったんじゃないかな。
「武富士の次はどこだ?」なんてささやかれていたら、アイフルがADR(私的整理手続き)することに!
ADRとは「裁判外で紛争の解決を図るための手続き」のことで、要はアイフルが借金の整理ができないか債権者と話し合うってことだね。
当時のアイフルが過バライ金請求の圧迫で資金がショートするんじゃないか? とささやかれたほど。
武富士の例もあるから、そりゃ緊張が走ったよ。
でも一番切迫していたのは、他でもないアイフルだよね。
それまでの柔軟対応を一気に覆して、返金をかたくなに拒むようになった!
事務所としても倒産されたら過バライ金が一円も戻ってこないから、ガンガン攻めるわけにもいかない。
アイフルもそれにかこつけて「うちは苦しいんですよ、お願いします、まけてください」と泣きを入れてくるし、「じゃあ仕方ないな~5割でいいよ」とする交渉がいつの間にか定着しちゃった。
これはあいきんくんのところに限らず、多くの事務所が同じだったと思う。
(事務所のなかにも「アイフルが倒産してしまいます! ご依頼お急ぎください!」と煽るところも見られた)
アイフル過バライ金の返金割合が5~6割と振るわない背景には、この流れがあるんだよね。
幸い、アイフルは武富士みたいな末路にはならなかった。
平成26年(2014年)に「経営再建中のアイフル金融支援の継続で銀行団と大筋合意した」との報道があって、これでアイフルは倒産の危機を免れた、とみんな胸をなでおろしたよ。
倒産どころか業績は順調だったみたいで、テレビCMも流すようになった。
これはどう見ても財政的に余裕がある証拠だよね。
そこで考えるじゃない、「あれ、アイフル完全復活したみたいだし、前みたいに過バライ金全額返金してくれるんじゃ?」と。
2016年、あいきんくんは決断したのよ、「アイフル過バライ金交渉方針を変更し、裁判交渉もする」って。
勢い勇んで訴状を送付! 前みたいに耳をそろえて返してくれるかと思いきや、「移送!」「控訴!」「債務不存在の確認訴訟!」って派手に抵抗してきたからビックリ!
おいおい、テレビCM流すくらい余裕出てきたのに前と変わんないじゃないか!
アイフルを買いかぶり過ぎた、ちょっと考えが甘かったよ・・・
アイフルと裁判で全面的に争って全額回収もしたことあったけど、何とも後味の悪い結末だったなあ・・・
あいきんくんとしては、「円満解決」をモットーとしたい。
これまでの経験上、「揉めるくらいなら妥協したほうがいい」「全額回収にはそれほどこだわらない」という依頼者も多かった。
であれば無理に裁判を推し進める必要はない。
売られた喧嘩をわざわざ買う必要もない。
方針を再度撤回し、現在の柔軟路線に切り替えたというわけ。
2020年現在、任意交渉のみでアイフルの過バライ金を全額取り戻すのはかなり厳しい。
かといって、裁判してすんなり返してくれるわけじゃない。
相当揉めることが予想されるし、これはどんな腕利きの法律事務所に頼んでも同じ。
倒産の危機はないと思うけど、コロナの情勢次第では危なくなるかもしれないね。
どちらにしても、アイフルが方針を変えることはないと思ってよさそう。
最終的には依頼者がどうしたいのか、ということになる。
どちらにしても、アイフルの特徴をよく理解したうえで事務所を選ぶべきだね。
専門家でも手を焼くアイフルの交渉に挑戦したいって?
それは不可能じゃないけど、どうしてもというなら裁判官を味方につけるしかないね。
それでも大変で、軽く1年以上はかかりそうだけど。
本人交渉は決しておすすめしないけど、調査だけならプロがやっても本人がやっても結果は同じといえるね。
でも、取引履歴を取り寄せたときにアイフルの「罠」にはならないよう注意してね!
アイフル過バライ金調査を本人がする場合、プロより有利な点がひとつだけあるよ。
それは取引履歴の開示が、事務所より本人請求のほうが2~3週間はやいということ。
これは珍しいことだね。
急ぎで調べたいときは本人請求がおすすめだよ。
アイフルは値切り大魔王だから、電話して取引履歴を取り寄せるときもスキを見せてはいけない!
「あ、この人過バライ金請求する人だな!」と察した電話口の担当者は、揉み手しながら「どうです? お急ぎじゃないですか? 1割の返金でよろしければ今月中にお支払いしますが」とか言ってくるからね!
もし、交渉も自分でやろうと考えている人は「ちょうどいい、ここで決着つけてやる!」と勇んで勝負を挑んでしまうかもしれないけど、それこそ相手の思うツボだからね!
相手は交渉のプロ、利息や法律も知り尽くしている、とてもじゃないけど、かなわないよ・・・
ひとまず回答は避けて後で弁護士か司法書士に頼む!
本人交渉を希望するなら、訴訟提起がおすすめ!
もちろん、その額で納得の場合はその場で返事してもOKだけどね。
本人交渉でも大丈夫そうな人は、たとえば次のようなタイプの人だね。
●平日の裁判スケジュールも問題なし!
●1年~2年の拘束も問題なし!
●借金した事実が家族に知られても問題なし!
●どんな時間稼ぎ戦法にも耐えられる! ストレスも感じない自信ある!
とにかくよ~く考えたうえで決めようね!