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任意整理の費用は安い?高い?払えない場合はどうする?

原案:司法書士 相澤 剛 更新

任意整理の費用は安い?

利息のカットで返済が楽になる任意整理。

弁護士・司法書士への依頼が一般的ですが、費用はどれくらいかかるのか? 気になる方は多いでしょう。

実は費用は大手と小規模事務所では〇〇万円も違う?

払えないと困るので、なるべく安い専門家を見つけましょう!

こちらでは、任意整理の費用相場や、払えないと思ったときの対策をご紹介します。

任意整理の費用相場

任意整理を依頼すると、整理対象の業者1社あたりに手数料が発生し、分割(一般的に3~6ヶ月)で支払うことになります。

費用はどこを選ぶかで大きく変わる

費用はどこを選ぶかで大きく変わる

任意整理の費用相場は、1社あたり3~5万円程度です。

ただし、全国に展開する大きな規模の事務所などは高額となりやすく、1社あたり10万円するところも。

反対に、小規模な事務所は安く、2万円程度で手続きできます。

相澤法務でも、任意整理費用を1社あたり54,780円(税込)に抑えて受任しています。

このように、任意整理費用の単価は依頼する弁護士・司法書士によって大きく違うため、個別に比較しながら選ぶのが大切です。

任意整理費用の比較
相澤法務大手一般
費用(1社あたり)

54,780円(税込)

10万円程度

3~5万円程度

5社の整理で

273,900円(税込)

50万円程度

15~25万円程度

弁護士・司法書士で費用の規定が違う

任意整理を受任できるのは、弁護士もしくは司法書士(1社あたりの債務額140万円以下)です。

弁護士・司法書士の任意整理(債務整理)費用に関しては、それぞれ報酬ガイドライン(規程、指針)に上限の規定があります。

費用の規定
弁護士費用の上限司法書士の上限

2万円
(商工ローンからの借入を
整理する場合は5万円)

5万円

関連債務整理の弁護士報酬のルールについて

関連司法書士「債務整理事件における報酬に関する指針」

上記だけみると、弁護士費用が安いように感じますが、法律事務所は後述する減額報酬を請求するところが少なくありません。

同時に、弁護士は上限なく着手金の請求が認められています。

司法書士だから安いとも言えませんが、弁護士も安いとは限らないのです。

やはり費用は個々の専門家ごとに確認しないと高いか安いかわからず、有名だからと安易に依頼すると痛い目に遭います。

こんな費用も発生?

こんな費用も発生?

事務手数料以外に以下のような費用を請求するところもあります。

減額報酬

こちらは、債務額に過払い金が含まれる場合、減額分から引かれる費用です。

例えば、現状キャッシング200万円の請求を貸金業者からされている場合、法定金利に引き直して計算すると、100万円となる場合、引き直し計算によって100万円の減額に成功した成果として、その10%(10万円)を差し引くというのが一般的に言われている減額報酬です。

司法書士会は、引き直し計算により当然減額される分の報酬を減額報酬として請求することは指針上認めておりません。

一方、弁護士会は、貸金業者が受任時に主張していた請求額と、実際に支払う金額との差額を減額報酬として定義し、報酬として認めているため、このような減額報酬を請求する事務所も少なくありません。

返済代行手数料

返済代行とは、業者への返済振り込みを事務所が代行するサービスです。

返済代行プランを提供する弁護士・司法書士もあり、このサービスを選ぶと1社あたり1,000円程度の手数料が発生。

返済代行には、「複数の返済窓口を一本化」「振込忘れの防止」など、任意整理後の返済をスムーズに行うメリットがあります。

ただその一方で、3年間の返済分の手数料がかかる点、整理した業者の数が多いほど増額になる点を考慮しなければなりません。

こんな場合は手数料が上がる?

例外的に以下のケースでは通常より任意整理費用が高額となりやすい点に注意が必要です。

貸金業者から裁判を起こされている

裁判を起こされている

繰り返しの滞納や遅延損害金の支払い拒否をする債務者に対し、貸金請求訴訟を起こす債権者もあります。

この状況で任意整理手続きに入ると、訴訟取下げ手続きや裁判所との調整、業者との話し合いなどもろもろの実務が発生するため、一般的な費用に手間賃を加算した割増料金となるのが一般的です。

どれくらい加算されるか事前に確認しておくようにしましょう。

2度目の任意整理を頼む場合

2度目の任意整理

「任意整理してもらったけど、失敗したのでもう一度お願いしたい」

任意整理の再チャレンジは不可能ではありませんが、交渉の難航が予想され、費用は割高になる可能性が高いです。

別の事務所に依頼すればよいと思うでしょうが、どちらにしても費用は高くなるでしょう。

依頼先は違っても交渉相手の貸金業者は同じだからです。

和解のハードルは高く厳しい交渉になる点を考えると、通常の任意整理のように引き受けるわけにはいかないのです。

任意整理費用を払えない場合はどうする?

任意整理の費用は分割払いが通常ですが、途中で払えなくなる可能性も0ではありません。

払えない場合は任意整理も厳しくなるでしょう。

ここではそのようなリスクを回避するための方法を紹介します。

安い弁護士・司法書士を選ぼう

安い弁護士・司法書士を選ぼう

一番簡単なのは、安い専門家を見つけて依頼することです。 高額な大手に依頼すれば言うまでもなく払えないリスクが上昇。 費用の安さを見るときは以下のポイントを抑えましょう。

事務手数料の単価を比較(1社あたり5万円以上は高い?)

減額報酬や成功報酬など事務手数料以外の費用がかからないか確認

別途返済代行手数料がかからないか確認

HPの公式情報だけではわからない費用もあります。

具体的にどんな費用がかかり、総額はいくらくらいなのか、不明点があれば電話で質問するなどしてしっかり確認しましょう。

法テラスに相談

資力基準を満たす方で、任意整理費用に不安があるのなら、法テラスに相談するのが一番無難かもしれません。

法テラスは高額となりやすい法律相談をリーズナブルに抑えており、後払いや立替制度など、経済的な困窮者でも利用しやすい国民向けの法的相談機関です。

任意整理費用は1社のみの場合33,000円、5社の場合は110,000円と、整理業者数が多いほど費用の割安感が得られます。(実費除く)

(なお、一定の資力以下の方しか法テラスの立替制度を利用することはできません。)

関連法テラスの費用

関連法テラスが定める条件

まとめ

任意整理の費用の高さは事務所選びで決まる! というわけで以下のポイントを忘れずに!

任意整理の費用のまとめ

任意整理の費用相場は1社あたり3~5万円。しかし大手は10万円程度!

相澤法務の任意整理費用は1社54,780円(税込)

事務手数料以外に減額報酬や返済代行手数料がかかるところも

訴訟中だったり、任意整理2度目だったりすると割増に

1社あたりの単価をよく比較し、法テラスの活用も視野に入れながら、賢く選ぼう

任意整理については以下のページも合わせてご覧ください。

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